【お知らせ】第一弾グッドギビングマーク認証団体を発表。フローレンス、キッズドアなど18団体が新たに誕生
お知らせ企業や個人が安心して寄付・支援できる環境を整えることを目的に、NPOを対象とした第三者認証制度「グッドギビングマーク」を提供する公益財団法人日本非営利組織評価センター(Japan Center for NPO Evaluation、以下 JCNE/所在地:東京都港区、理事長:佐藤 大吾)は、2025年10月2日(木)、初となる認証団体18団体を発表しました。
グッドギビングマークを新たに取得した18団体
認定NPO法人フローレンス(東京都) | 認定NPO法人キッズドア(東京都) |
認定NPO法人Teach For Japan(東京都) | NPO法人DAREDEMO HERO(兵庫県) |
NPO法人棚田LOVERS(兵庫県) | NPO法人市民社会サポートやまがた(山形県) |
公益財団法人おおいた共創基金(大分県) | 認定NPO法人日本ファンドレイジング協会(東京都) |
認定NPO法人静岡市障害者協会(静岡県) | 一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会(東京都) |
NPO法人やっぺす(宮城県) | NPO法人トイボックス(大阪府) |
NPO法人HA-HA-HA(三重県) | NPO法人アスデッサン(東京都) |
認定NPO法人チャリティーサンタ(東京都) | 認定NPO法人シャイン・オン・キッズ(東京都) |
認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン(広島県) | 認定NPO法人難民を助ける会(東京都) |
認証団体一覧のデータベースはこちら:https://goodgiving.jcne.or.jp/accreditted-organizations/

NPOへの寄付や支援に安心を、グッドギビングマーク制度
2016年設立以来、実施してきた評価・認証制度の実績を元に、企業のコンプライアンス等に詳しい有識者による「評価制度開発検討委員会」を設置し、グッドギビングマーク制度の審査項目等の検討を行いました。
その他、反社会的勢力対策やコンプライアンス対応については、警察庁や消費者庁、日本弁護士連合会、全国暴力追放運動推進センター等に相談し、アドバイスをもらいました。
これまでのNPOの信頼性向上に加え、「グッドギビングマーク制度」は支援者保護を目的とした新しい第三者認証制度です。
グッドギビングマーク制度は、団体の存在確認、ガバナンス、コンプライアンス、資金管理、情報公開などの観点から審査を行います。この審査では、団体から提出された資料、JCNEが独自に収集する情報、そして団体との面談で得た情報を総合的に判断します。
審査基準の大きな特徴は、「個人や企業からの善意の資金を適切に管理・運用できる体制が整っているかどうか」に重点を置いている点です。一方で、「どれだけ素晴らしい活動をしているか」といった事業の内容や成果そのものの評価は行いません。
また、グッドギビングマークを取得した認証団体は随時公開されます。寄付者をはじめとする支援者のみなさまは、公開されている認証団体に関する法令違反や不祥事などについて、JCNEが設けている通報窓口から通報することができます。
通報窓口や認証団体からの自己申告によって寄せられた情報は、速やかに事実確認を行います。必要に応じて、認証の取り消しについて審査を行い、事実確認が難しい場合でも、関係者に大きな影響があると判断される場合には、団体の情報公開の状況を変更し、社会に注意を呼びかけます。
グッドギビングマーク認証取得団体のご紹介
- 認定NPO法人フローレンス(東京都)

活動分野
保健・医療・福祉、まちづくり、学術・文化・芸術・スポーツ、子どもの健全育成、経済活動の活性化、職業能力・雇用機会、連絡・助言・援助
活動概要
「こどもたちのために、日本を変える」。
フローレンスは日本のこども・子育て領域に関わる課題解決と価値創造に取り組む、国内最大規模の認定NPO法人です。
日本初の共済型・訪問型病児保育事業で2004年に設立し、こどもの虐待、こどもの貧困、障害児家庭の支援不足、親子の孤立の課題を解決するため、多様な保育事業を運営するほか、全国で「こども宅食」「おやこよりそいチャット」「にんしん相談」「赤ちゃん縁組」などの福祉事業と支援活動、政策提言を行っています。
認証取得の団体メッセージ
フローレンスは2024年に設立20周年を迎えました。しかし、こども・子育てに関する社会課題がまだ多くあります。引き続き支援の輪を広げ、皆さんとともに歩んでいくことが不可欠です。
誰もが安心して支援でき、その思いが確かな活動につながる社会をめざして。
フローレンスは、グッドギビングマーク認証団体として、支援者の皆さんと共に歩みを進めていきます。
- 認定NPO法人キッズドア(東京都)

活動分野
保健・医療・福祉、社会教育、まちづくり、災害救援、地域安全、人権・平和、男女共同参画社会、子どもの健全育成、連絡・助言・援助
活動概要
2009年設⽴以来、⽇本の⼦どもの貧困課題の解決に取り組んでいます。困窮家庭の⼩学⽣〜⾼校⽣・⾼校中退した若者を対象に、無料学習会や勉強とともに⾷事等の⽣活⽀援も⾏う居場所型学習会を、東京とその近郊、宮城及び神戸で展開しています。
コロナ禍で困窮する⼦育て家庭が急増した2020年からは「ファミリーサポート」というシステムを作り、ご登録いただいた全国の⼦育て家庭を対象に、情報⽀援や⾷料・⽂房具⽀援、保護者への就労⽀援も⾏っています。
認証取得の団体メッセージ
このたびグッドギビングマークの認証を取得することができましたが、当団体が寄付者・支援者から適切かつ信頼できると判断されるNPOであり続けるために、引き続き努力してまいりたいと思います。
そして本制度の普及により、NPOがステークホルダーからのいっそうの信頼を高め、ミッションの実現に取り組んでいける環境が広がっていくことを願います。
- 認定NPO法人Teach For Japan(東京都)

活動分野
子どもの健全育成
活動概要
フェローシップ・プログラムは、教育を通して社会をより良くしたいと考える多様な人材を、教員免許の有無に関わらず選考し、これからの時代を見据えた教師としての資質・能力を、研修を通して育みます。
そして、自治体との連携により、様々な教員免許状を活用し、2年間「教室」に送り出します。
さらに、2年間子どもたちと向き合い続けた教師は、その後さまざまな分野に活躍の場を広げ、多角的に教育課題にアプローチします。そして、社会全体を巻き込んだインパクトを起こしていきます。
認証取得の団体メッセージ
私たちは、世界60ヵ国以上に広がるTeach For Allというグローバルネットワークの一員で、「すべての子どもが、素晴らしい教育を受けることができる世界の実現」をビジョンに活動する認定NPO法人です。 主な事業は、教育を通して社会をより良くしたいと考える多様な人材を、選考・研修を通して育み、自治体との連携により、2年間「教室」に教師として送り出すフェローシップ・プログラムの実施です。
- NPO法人DAREDEMO HERO(兵庫県)

活動分野
保健・医療・福祉、災害救援、人権・平和、国際協力、子どもの健全育成、職業能力・雇用機会
活動概要
NPO法人DAREDEMO HEROは、フィリピン・セブの貧困地域で「夢をあきらめない子どもたち」に寄り添い、教育支援・生活支援・異文化交流を通じて次世代のリーダーを育成しています。奨学金やラーニングセンターの運営、農業や栄養改善事業などを展開し、子どもたちが学び続けられる環境を整備するとともに、地域全体の自立と希望の連鎖を生み出すことを目指しています。
認証取得の団体メッセージ
このたび、公益財団法人日本非営利組織評価センターよりグッドギビングマークを取得することができました。セブの貧困地域で「夢をあきらめない子どもたち」に寄り添い、教育支援・地域支援・異文化交流を通じて未来の担い手を育んできた当団体の歩みが、透明性と説明責任の面で認められたものと受け止めております。日々の一歩一歩を共にしてくださる皆さまへの感謝を胸に、今後も貧困の連鎖を断ち切る力となるよう、精進してまいります。
- NPO法人棚田LOVERS(兵庫県)

活動分野
社会教育、まちづくり、観光、農山漁村・中山間地域、学術・文化・芸術・スポーツ、環境の保全、子どもの健全育成、連絡・助言・援助
活動概要
棚田でのお米を育てる体験、自然体験を通じて、自然環境の素晴らしさを伝え続けています。棚田にはとても爽やかな風が吹いています。棚田とは、山の斜面や谷間の傾斜地に階段状に造られている水田のことです。何世代にもわたって、育まれてきた、先祖の想いがこもった大切な場所で、水不足や地滑りを防ぎ、多様な生物を育むなどの豊かな土壌を保つ働きがあります。この「命」を感じる棚田を未来につなげていきます。
認証取得の団体メッセージ
私たちは、「美しい棚田を未来の子どもたちに」という想いで2007年から活動しています。今回、グッドギビングマーク認証を得たことでさらにステークホルダーからのいっそうの信頼を高め、ミッションの実現にまい進していきたいと強く想いを高めています。「自分の身体や季節の野菜、色んな事を考えさせられました」という感想もいただき、すでにご支援いただいている方々に感謝し、より多くの方々にご支援いただけるように努めます。
- NPO法人市民社会サポートやまがた(山形県)

活動分野
保健・医療・福祉、社会教育、まちづくり、農山漁村・中山間地域、学術・文化・芸術・スポーツ、環境の保全、災害救援、地域安全、人権・平和、男女共同参画社会、子どもの健全育成、情報化社会、経済活動の活性化、職業能力・雇用機会、連絡・助言・援助
活動概要
市民の自発的な活動を推進し、人が互いを大事にし、尊重し合う豊かな社会の実現に寄与することを目的として活動しています。市民ひとりひとりが、いきいきと暮らせる市民社会の実現にむけて、その担い手として期待される民間非営利組織(NPO等)の支援を行うとともに、市民社会セクターが発展するためのサポートや基盤整備、資源の地域循環づくりを行っています。
認証取得の団体メッセージ
私たちは、相談事業や組織伴走、研修の実施、災害時支援体制の形成などの事業を展開し、「市民活動を支えるための市民による組織」として支援活動をしています。グッドギビングマークの取得は、支援活動における信頼の強化にもつながり、地域内外の団体、自治体、企業に対して安心して応援いただける基盤となります。認証取得は、地域社会への責任、寄付文化の発展、そして持続可能な支援体制構築への重要な一歩となります。
- 公益財団法人おおいた共創基金(大分県)

活動分野
保健・医療・福祉、社会教育、まちづくり、観光、農山漁村・中山間地域、学術・文化・芸術・スポーツ、環境の保全、災害救援、地域安全、人権・平和、国際協力、男女共同参画社会、子どもの健全育成、情報化社会、科学技術の振興、経済活動の活性化、職業能力・雇用機会、消費者の保護、連絡・助言・援助、条例指定、その他
活動概要
公益財団法人おおいた共創基金は、自主的に地域課題の解決に取り組むNPOを、自立した財政基盤のもと地域課題を解決する実行力のある組織へ育成することを目指しています。具体的には、「OA機器助成事業」、「NPO寄付金集め支援事業」、「伴走型支援事業」等の助成を行い、大分県との密接な連携のもと、地域に関わるすべての主体が公益を支える地域社会づくりを目指しています。
認証取得の団体メッセージ
公益財団法人おおいた共創基金(めじろん基金)は、県民から資金を募り、行政や企業だけでは対応しきれない地域課題の解決に取り組むNPOを支援しています。
今回のグッドギビングマーク認証取得により、これまで以上に多くの県民や大分県出身者(企業)の皆様から寄付を募ることを通じて、NPOの社会貢献活動の普及を支援してまいります。
- 認定NPO法人日本ファンドレイジング協会(東京都)

活動分野
社会教育、その他
活動概要
寄付・社会的投資が進む社会の実現を目指し、ファンドレイザーをはじめ、寄付や社会的投資に関心を寄せる人々のためのNPOとして、認定ファンドレイザー資格制度やファンドレイジング・日本の開催、子ども向けの社会貢献教育、遺贈寄付の推進、社会的投資推進のための調査研究・事業開発、寄付白書の発行などに取り組んでいます。
認証取得の団体メッセージ
私たちが目指すのは、困ったときに「助けてくれる人がいる」と信じられる社会です。寄付や社会的投資を通じて、NPOや社会課題解決の取り組みを広げます。そして、寄付者一人ひとりが寄付によって生まれた変化を実感し、「応援してよかった」と思える経験を重ねることで、誰もが社会参加できる社会を実現します。
また、寄付や社会的投資をもっと身近で安心なものにするために、グッドギビングマークを取得しました。今後は、企業、大学、自治体、財団など多様なプレイヤーとも協力し、その輪をさらに広げていきます。
公式サイト
https://jfra.jp/
- 認定NPO法人静岡市障害者協会(静岡県)

活動分野
保健・医療・福祉
活動概要
当法人は設立以来、障がい者福祉の向上、権利擁護などのためのさまざまな活動を推進しています。
1.独自事業
①障害者プランの勉強会、②防災事業、③差別解消・社会参加委員会。
2.静岡市委託事業
基幹相談支援センター・地域生活支援拠点を運営し、障がい者の相談支援や市内の相談支援機関のネットワーク作りのための事業、静岡市障害者虐待防止センターを推進しております。
認証取得の団体メッセージ
特定非営利活動法人静岡市障害者協会は『Nothing About Us Without Us!~私たち抜きに私たちのことを決めないで!』をモットーに平成17年度の発足以来、静岡市の中で障がいのある人たちが、平常時に生き生きと自分らしく暮らせる地域社会の実現を目指して活動を展開しております。
- 一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会(東京都)

活動分野
保健・医療・福祉、社会教育、まちづくり、人権・平和、子どもの健全育成
活動概要
限られたいのちに関わる現場で培ってきたホスピスマインドをもとに、人生の最期まで「私」にとっての豊かさ(Well-being)を実感できる社会をめざし活動しています。多様な関係者と連携しながら、一部の専門家だけではなく、子どもから高齢者まですべての人が苦しむ人と関われる、担い手とコミュニティの育成を行っています。
- NPO法人やっぺす(宮城県)

活動分野
保健・医療・福祉、まちづくり、地域安全、男女共同参画社会、子どもの健全育成
活動概要
「やっぺす」は、東日本大震災を機に、地域住民が主体の復興まちづくりを推進するために2011年に設立しました。現在は、 子育て支援事業(地域食堂・子育てサロン・産後ケア・居場所カフェの運営等) や相談事業(女性相談窓口・シェルターやフードパントリーの運営・居住支援等) を柱に、行政・支援団体・個人等と協働しながら、地域の方を支え、活気ある住みやすいまちづくりを目指しています。
認証取得の団体メッセージ
わたしたちは「誰もが住みやすい地域づくり」を目指し、多くの方々の支えのもと活動してきました。今回のグッドギビングマーク認証取得は、これまでのご支援への感謝と、これから出会う支援者・応援者の皆さまへの信頼の証です。今後も襟を正し、地域に根差した活動に邁進してまいります。
- NPO法人トイボックス(大阪府)

活動分野
保健・医療・福祉、まちづくり、子どもの健全育成、職業能力・雇用機会
活動概要
特定非営利活動法人トイボックスは、池田市と連携した日本初の公設民営フリースクール「スマイルファクトリー」を運営し、多様な子どもたちの学びと成長を支え、多数の地方自治体とともに子どもの安心安全な育ちの実現に取り組んできました。東日本大震災後は南相馬市で復興支援に取り組み、保育園や学童、放課後等デイサービスなどを展開しています。地域とともに、ともにすべての子どもが笑顔で成長できる社会の実現をめざしています。
認証取得の団体メッセージ
私たちがフリースクールの運営をスタートさせた23年前、不登校という言葉はなく、「登校拒否」という言葉が一般的で、通学しないという選択肢が子どもたちに持たされていない時代でした。今は、学びの多様化が認められるようになりました。だからこそ、子どもの学びを取り巻く環境には様々なニーズがあります。
私たちは、既存の学校、自治体、地域との連携を深めながら、そのニーズにこたえ続けていきたいと考えています。
- NPO法人HA-HA-HA(三重県)

活動分野
保健・医療・福祉、人権・平和、子どもの健全育成
活動概要
医療・教育・心理・福祉等専門職が在籍、地域と融合するため、障がい児通所支援に留まらず、津市で初めて保育所等訪問支援に十分な環境を整備。障がい児相談支援、成人の相談支援も開始、訪問環境を全て揃え、幼保園・学校・事業者間の繋ぎ役をしています。加えて、津市の受講委託『ペアレント・プログラム』実施事業者となり、保護者支援も充実させます。上記以外にも大人が突飛なことを率先し、具体的・理論的に活動しています。
認証取得の団体メッセージ
子どもの支援を中心に障がい児・者の継続的な総合支援が目標です。そのために大人と子どもと、みんなが遊びながら、自分たちにできることを増やしています。子どもが将来を掴み取る、そのために必要な支援をなんでもやっちゃえ!と、子どもが選択すれば新しい取組もできるように環境を作ります。そのためプログラムはありません。そして子どもの支援ではエビデンスベース、少なくとも目的や理論が説明できる支援を行います。
- NPO法人アスデッサン(東京都)

活動分野
社会教育、子どもの健全育成、職業能力・雇用機会
活動概要
私たちは中高生に向けたキャリア支援活動を行なっています。様々な社会人がこれまでの進路選択や職業選択、現在に至るまでのストーリーを伝えることで、中高生が自分自身の将来を考えるきっかけを掴むプログラムを提供しています。社会人によるキャリア講演・ワークショップを行う学校向けプログラム「ミライトーク」、オンラインで様々な社会人に中高生が直接話を聞ける「ミライドア」を展開しています。
認証取得の団体メッセージ
私たちは2011年の設立以来、中高生が多様な生き方や将来像に出会うことで、将来の選択肢や可能性を広げられるよう、支援活動を続けてきました。今後、より多くの方々の参加を通じて、これまで以上に多様な生き方や将来像に出会える場を作りたいと考えています。
活動の根幹は、参加する中高生やボランティア、寄付をしてくださる支援者の方々です。今般の認証取得を機に改めて透明性を高め、安心して参加いただけるような組織であり続けるように、努めてまいります。
- 認定NPO法人チャリティーサンタ(東京都)

活動分野
国際協力、子どもの健全育成
活動概要
「子どもたちに愛された記憶を残すこと」をミッションに掲げ、「子どものために大人が手を取り合う社会」を目指して活動する認定NPO法人です。 「サンタクロースの訪問活動」をはじめ、「ブックサンタ」「シェアケーキ」「シェアシネマ」など、特別な思い出を届けるための様々なプロジェクトを展開しています。
認証取得の団体メッセージ
このたび、グッドギビングマーク認証を取得できたことを心より感謝申し上げます。今回の認証は、私たちの活動が健全な運営基準を満たしていることの証です。この信頼を胸に、今後もすべてのステークホルダーの皆様が安心して支援できるよう、透明性の高い組織運営に努めてまいります。そして、私たちのミッションである「子どもたちに愛された記憶を残す」活動をさらに広げていきます。
- 認定NPO法人シャイン・オン・キッズ(東京都)

活動分野
保健・医療・福祉、子どもの健全育成、連絡・助言・援助
活動概要
小児がんや重い病気の子ども達とそのご家族を心のケアのプログラムで支援。ホスピタル・ファシリティドッグ®︎(動物介在療法)、ビーズ・オブ・カレッジ (アート介在療法)、シャイン・オン!コミュニティ(小児がん経験者の社会貢献活動サポートやキャリア支援)、シャイン・オン!コネクションズ(病棟向けのアクティビティをオンラインで提供)などを運営。2006年設立、2025年10月現在全国34病院にて活動中。
認証取得の団体メッセージ
グッドギビングマークを取得でき光栄に思います。今回認証をいただけたことは組織全体にとって価値あることであり、関係者一同に自信を与えていただきました。
また、この認証はご支援者の方々やこれからご支援くださる方々に私たちが信頼できる組織として安心感を与えてくださるものです。
私たちは病気の子どもたちやそのご家族の方々のために、これからもグッドギビングマークの基準を維持しながら活動を続けていきます。
- 認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン(広島県)

活動分野
保健・医療・福祉、社会教育、まちづくり、観光、農山漁村・中山間地域、学術・文化・芸術・スポーツ、災害救援、人権・平和、国際協力、子どもの健全育成、経済活動の活性化、職業能力・雇用機会、連絡・助言・援助
活動概要
この世界には「あきらめない集団」が必要だ。
ピースウィンズは災害や紛争、社会構造の変化などによって危機にさらされた命に対して支援活動を行う日本発祥のNGOで、国内外を問わず、あらゆる社会問題に取り組んでいます。
中核となる活動は「海外事業」「災害支援事業」「保護犬事業」の3つです。また、佐賀伝統工芸振興事業や子ども事業、過疎地での診療事業など地域創生事業にも取り組んでいます。
認証取得の団体メッセージ
このたびピースウィンズ・ジャパンはJCNEのグッドギビングマークを取得しました。あきらめない集団として透明性と責任を胸に活動します。これからも国内外での災害や紛争地支援、子ども、保護犬、保護猫、過疎地での活動など多彩な取り組みで命と尊厳を守り、平和と自立の未来を築いて参ります。
- 認定NPO法人難民を助ける会(東京都)

活動分野
保健・医療・福祉、災害救援、人権・平和、国際協力、職業能力・雇用機会
活動概要
1979年に日本で生まれた国連公認の国際NGO。これまで65を超える国と地域で活動し、現在は18の国と地域で活動中。誰もが希望を持てる社会を目指し、命をつなぐ緊急支援と未来を切り拓くための長期的な支援を、難民支援、地雷・不発弾対策、障がい者支援、災害支援、感染症対策/水・衛生、国際理解教育の6つの分野に注力して行っています。
認証取得の団体メッセージ
様々な社会課題に取り組むNPOの認知度、信頼度はまだまだ発展途上です。第三者による認証で信頼性が向上し、より多くの人が活動に参加する機会が広がることを期待しています。その信頼に応えるべく、難民や自然災害の被災者など支援を必要とする方々と、ご支援くださる皆さまに誠実に、透明性の高い活動をして参ります。
日本におけるNPOの増加と社会的期待の高まり ~寄付への“安心”をどう届けるか~
■日本におけるNPOの増加と社会的期待の高まり
阪神・淡路大震災、東日本大震災と、多くの人がNPOを応援し、寄付することが増え、寄付総額も1兆円を超えています。しかしながら一方で、「NPOってあやしくないか?」と言われることもまだまだ多く、残念なことに、NPO関連の不祥事が報道されることも少なくありません。
■寄付・支援における信頼性の課題
JCNEが実施した2024年10月にインターネットで3,000名を対象に実施した『NPOの信頼性に関するアンケート調査』や企業・助成団体等に対するヒアリングから、以下の課題が浮き彫りになりました。
- NPOと連携する際、企業は民間企業との取引と同様に反社チェックや法令遵守状況を重視しているが、確認方法が確立されていない。
- 加えて、税金滞納状況、行政処分歴、事業報告書等の情報公開状況などの確認について、さらに団体だけでなく役員個人の状況の確認も重視しているが、手間がかかる。
- NPOもまた、反社チェック、法令遵守状況などの状況を、自分自身で証明することは困難である。
■寄付への“安心”をどう届けるか
日本において寄付は徐々に広がりを見せている一方で、「寄付先が信頼できるか分からない」、「寄付が適切に使われているか不安」といった声が寄付者から多く寄せられています。
JCNEは、寄付を受ける団体の信頼性を第三者が審査・認証する『グッドギビングマーク制度』を通じて、NPOへの寄付や支援の安心を提供し、NPOの信頼性を可視化します。
LINEヤフー、ロート製薬など企業・支援団体との連携が拡大 ~賛同団体55社/団体~
2025年4月に始動した「グッドギビングマーク制度」は、企業や助成団体など多くの皆さまからのご賛同をいただきながら、着実に広がりを見せています。
制度の趣旨に共感し、信頼ある寄付・支援の環境づくりにともに取り組む賛同団体は、2025年10月1日時点で55団体に達しました。私たちはこれらの団体と力を合わせ、制度の改善と、より良い社会の実現に向けて歩みを進めています。
今後は、寄付プラットフォーム、企業、メディアとの連携をさらに強化し、グッドギビングマーク制度の普及と活用を一層推進してまいります。寄付の透明性と信頼性の向上に努め、社会全体の寄付文化の健全な発展を目指してまいります。

賛同団体一覧(※順不同)【計55団体(2025年10月1日時点)】
活用団体からのコメントご紹介(一部のみ)
賛同団体の中でも、助成金申請などでグッドギビングマーク制度を具体的に活用している団体・企業を「活用団体」と呼んでいます。
NPO法人モバイル・コミュニケーション・ファンド様

- 寄付先として選定された団体に第三者組織評価の受診を求める
- 助成先団体を対象に「ガバナンス」をテーマにした講座をJCNEが担当
団体の信頼性確保や組織運営の質の向上などのガバナンス機能を構築し、地域社会や市民からの信頼を得ながら進化し続け、事業を継続して欲しいとの思いから、JCNE様のご協力のもと、第三者による「組織評価」を通じて、NPOの社会的信頼性を客観的に可視化し、広く社会に発信していただくことで、NPOの信頼度向上につなげていただくことを期待しています。
アモーヴァ・アセットマネジメント株式会社様

- 寄付先として選定された団体に第三者組織評価の受診を求める
当社内では、寄付先のミッションや活動内容に共感すると同時に、その組織が信頼できるかを確認し、第三者による寄付先の評価が必要だという議論がありました。日本ではNPO評価があまり普及していない中、JCNEさんがNPOの組織に係るコンプライアンス、ガバナンス、資金管理や情報の透明性の側面から寄付先の審査を引き受けてくださったことで、本寄付を実施する毎に社内の承認を得ることができたのだと感じています。
企業の寄付に安心を、NPOに信頼を。認証団体の第一弾を発表&記念シンポジウムを開催

グッドギビングマークの最初の認証団体が誕生することを記念して、シンポジウムを東京で10月29日(水)に対面、オンラインのハイブリッドで開催いたします。シンポジウムの中で、グッドギビングマーク認証団体に対する認証授与式を実施する予定です。
このシンポジウムでは、NPOとの協働、あるいはNPO支援に取り組んでいる企業や助成財団、自治体等の関係者を対象とし、最近のソーシャルセクターの動向や取り巻く社会環境の変化についてアップデートをするものとして企画しました。対面のシンポジウム会場では参加者同士の交流会も予定しています。
【詳細はこちら】https://goodgiving.jcne.or.jp/news/859/
公益財団法人日本非営利組織評価センター(JCNE)について

公益財団法人日本非営利組織評価センター(JCNE)は、国内全地域・全分野を対象とした民間唯一のNPO評価認証機関です。2016年の設立以来、1,500件以上の団体を評価・認証し、その知見と経験を活かしてNPOのガバナンス強化を支援しています。2025年には「グッドギビングマーク制度」を開始し、基準を満たした団体に認証を付与。信頼の可視化と寄付・協働の促進を後押ししています。
【団体概要】
団体名:公益財団法人 日本非営利組織評価センター(Japan Center for NPO Evaluation/略称JCNE)
代表者:理事長 佐藤 大吾
所在地:東京都港区虎ノ門1-11-2 日本財団第二ビル3階
設立:2016年4月
事業内容:非営利組織の評価・認証制度の運営、他
公式サイト:https://jcne.or.jp/
グッドギビングマーク特設サイト:https://goodgiving.jcne.or.jp/
【当件に関する取材のお問い合わせ先】
公益財団法人 日本非営利組織評価センター(JCNE)事務局
取材のお申し込み:https://goodgiving-portal.jcne.or.jp/mypage/contact
E-mailでのお問い合わせ:office@jcne.or.jp