【インタビュー】グッドギビングマーク認証団体インタビューVol. 5:認定特定非営利活動法人 AYA
お知らせ公益財団法人 日本非営利組織評価センターは、以下の団体に対し、グッドギビングマーク認証式を2026年4月に行いました。
- 認定特定非営利活動法人 AYA
認証式後には、グッドギビングマークを取得したきっかけや、今後グッドギビングマーク制度に期待することなどについて、インタビューを実施しました。

【右】認定特定非営利活動法人 AYA 代表理事 中川 悠樹 氏
インタビュー 訊き手:
【左】公益財団法人 日本非営利組織評価センター 業務執行理事 山田 泰久
▶対談の全編は動画でご覧ください
記事では伝えきれない、グッドギビングマーク認証団体のリアルな声。
インタビューの全編を、ぜひ動画でご覧ください。
インタビュー概要
(以下、敬称略)
山田…(公財)日本非営利組織評価センター 業務執行理事 山田 泰久
中川…認定特定非営利活動法人 AYA 代表理事 中川 悠樹
山田:
AYAの代表理事の中川さんにいろいろとお話しをお伺いしたいと思います。
私がAYAの活動を詳しく知ったのは、大阪コミュニティ財団という助成財団の活動報告会が東京で開催された際に、AYAの中川さんがプレゼンをされており、こんな素晴らしい活動をしている団体があるんだというのを詳しく知りました。そこから当センターのグッドギビングマークの認証を取得していただきまして、ありがとうございます。
では、まずはじめに中川さんからAYAの活動紹介と自己紹介などをお願いします。
中川:
みなさま改めまして、認定NPO法人AYAの代表理事の中川 悠樹と申します。
この度は、グッドギビングマークの認証をいただき本当にありがとうございます。
我々の団体は、病気や障害のある子どもたちとその家族に対して、様々な体験を届けているNPOです。

特徴の一つとしまして、私もドクターをしているのですが、メンバーの約半数が医療従事者であり、イベントにその病気や障がいのある子どもたちとそのご家族をお連れするのですけれども、必ず1人以上の医療従事者が帯同するということを条件として活動しています。
今、横浜に事務所を登記しており、NPOになったのが2023年の6月末で、つい先日認定NPO法人もなりました。
具体的な活動として、例えばスポーツ観戦にお連れするだとかプラネタリウムの鑑賞にお連れするだとか時に旅行に連れて行ったりそんなこともしています。
中でも最も注力しているのが、インクルーシブ映画上映会というものです。シアターを一つ貸し切らせていただいて、照明を少し明るめ、音量も少し小さめ、貸し切っているので子どもたちが急に声が出てしまったり歩き回ったり、あとは入退場も全てOKにする。比較的これで知識発達障害の子どもさんたちのいるご家族さんが参加できます。また、医療ケア、例えば点滴栄養剤の投与だとか人工呼吸器がついていて定期的に痰を引かなければならない医療ケアもどんな行為をしていただいても大丈夫ですよとすることで、医療的ケア児や重症心身障害児のいるご家族さんも参加できる、そんな場を作って活動しています。ちょうどこのインクルーシブ映画上映会も2ヶ月ほど前に全都道府県まわりを約1年後 2027年の5月を目標にしています。
この「インクルーシブ映画上映会を全都道府県で同時にすること」これを大きな目標に掲げて活動しています。地域の偏在なく、どのような病気や障害のある子どもたちでもそういった子どもたちのいる家族でお出かけできる場を作っていけたらだと思って活動しています。
山田:
子どもたちやご家族の方に配慮した活動をされていることを今のお話しからよく分かりました。ありがとうございます。
山田:
はじめに、今回グッドギビングマークを申し込みいただいた理由やきっかけなどをお伺いできればと思います。
中川:
先ほど山田さんもおっしゃってくださったとおり、大阪コミュニティ財団さんの会で我々がプレゼンをさせていただく機会があり、その際に山田さん含め、日本非営利組織評価センターの方々が何人かいらっしゃって、そこで私のプレゼンを聞いていただいていました。ちょうど実は私がプレゼンしている際も何かこの方たち特に話を聞いてくださっているなというのは私は薄々感じていました。終わった後にお話しさせていただいたら、まさにこういった第三者評価制度をやっている方々でした。
グッドギビングマーク制度について、早い段階で取っておいたほうが良さそうだなと直感で思いました。いろいろ調べさせていただき、やはり第三者的な評価をしていただいて、おそらく今後、助成金の獲得とか寄付者への信頼を高めるためにいいんだろうなと思ったので申し込みさせていただきました。
山田:
大阪コミュニティ財団さんは、グッドギビングマーク制度の活用賛同団体です。助成金などでの活用を実施していただいており、そんなご縁がありました。本当にありがとうございます。
山田:
今後、このグッドギビングマークをどのように活用していきたいですか。
中川:
一番大きな目的としては、信頼の獲得だと思っています。その信頼の獲得というのも、じゃあ誰に対するのかはいろいろあると思っています。例えば、いろいろな財団さんから助成金を獲得していく上で、つい先日申請させていただいた助成金の案件でも「グッドギビングマークを取得していますか」ということを聞かれたりしました。それも「明確に加点します」というところもあったりしましたので、そういった目的で取ったところもあります。
他には、今後、寄付者になってくださる方々、これは個人も法人もですけれども、例えば、私自身がどこかの団体さんに寄付をしようとなったときには、第三者の方々からもきちんと評価されているという信頼を担保されている団体は、やはり安心感があるなと思います。
その他にも、映画業界の方々、スポーツ業界の方々、いろいろな業界の方々とも活動させていただく中で、結構どの方々も「この団体ほんまに大丈夫か」みたいな視点は持たれています。その際の切り札ですかね。こちらの一つの手札かとして、こういったきちんと評価も得ていますがどうでしょうみたいなところで提示できるのは非常に大きいと思います。
山田:
グッドギビングマーク制度の活用は、いろいろな助成団体のみなさまに働きかけており、助成金申請の際に参考情報として活用していただくことも進めております。
あと、先ほどおっしゃったように、寄付者の方がそれぞれのNPOを信頼するかどうかというときに、我々のこのグッドギビングマーク一つだけで信頼するというわけではございませんが、いろんな情報を集めて、総合的に判断していくときに、やっぱり第三者の評価を受けているというところが一つ決め手になるということを企業の方々にお話をお伺いしたことがあります。
山田:
最後に、このグッドギビングマーク制度へ今後期待することなど何かございましたら教えていただきたいと思います。
中川:
大きく言うと2つあると思っています。
このグッドギビングマーク取れてたらとりあえず安心でしょうという、我々が期待していた信頼の担保の部分がより一層強くなっていけたらいいと思います。
もう一つは、やはりグッドギビングマークの認証を受けている団体さん、今後も増えていくと思うんですけれども、認証を取られている団体同士でのセクターを超えたつながりなどもできていければありがたいなとも思っています。
思いついたので、もう一つお話させていただくと、NPOの枠を超えたそれこそビジネスセクターの方々とのマッチングみたいなことも今後起こっていったら面白いんだろうなと思います。
山田:
当センターもグッドギビングマークを取得している団体さんが安心して支援できる団体というブランド作りを積極的に今年度は進めていきたいと思っています。認証団体同士のつながりというのも、今年度新たな事業としてそういった交流会やセミナーを通じて開催しようと計画をしております。
また、ビジネスセクターとのマッチングにつきまして、昨年10月にシンポジウムを開催しまして、賛同活用団体のみなさまと認証団体の交流の場みたいなことを行いました。今年度も同じような機会を企画しております。
ぜひ、そういった機会でまたAYAさんの活動をより多くのみなさまにお届けできるようなお手伝いを我々も実施したいと思います。
以上をもちまして認証式およびインタビューを終了いたします。
本日は、お忙しい中ご参加いただきまして、認定特定非営利活動法人 AYAの代表理事の中川さま、どうもありがとうございました。
おわりに(JCNEより)
今回のインタビューを通じ、グッドギビングマークが第三者評価として信頼性を高めるとともに、助成団体による活用が進み、助成金申請時にNPOが自らの信頼性を示す機会が広がっていることを改めて確認できました。今後も認証価値の向上に努めるとともに、認証団体同士や他セクターとの連携機会の創出を進めてまいります。グッドギビングマークが、NPOのみなさまにとって信頼を積み重ねるための有効な選択肢の一つとなることを期待しています。
NPOのみなさまへ │ グッドギビングマーク制度の詳細はこちら
https://goodgiving.jcne.or.jp/npo/
グッドギビングマーク認証団体(インタビュー実施団体)
- 認定特定非営利活動法人 AYA(神奈川県)

病気や障がいのある子どもたち(医療的ケア児を含む)とその家族へ、スポーツ・芸術・文化に関わる”体験”を、「インクルーシブ映画上映会」を主軸に、全国47都道府県で展開しています。全イベントへの医療従事者帯同による安全の担保と学術的な検証を強みに、病気や障がいを理由に”体験”を諦めることのない社会の実現に向け、企業や行政と連携したイベント運営モデルの全国的な普及と定着を推進しています。
https://aya-npo.org/
グッドギビングマーク制度

グッドギビングマーク制度は、高い専門性と豊富な経験をもとにNPOの評価・認証事業に取り組んできた日本非営利組織評価センター(JCNE)が、適切なガバナンスを行っている組織であると認めた「信頼性の証」を示すマークです。
NPOが、認証機関の認証を得ることによって、ステークホルダーからのいっそうの信頼を高め、ミッションの実現にまい進していくことは、世界的な潮流となっています。
2026年3月16日時点で、グッドギビングマーク認証団体は、全国に31団体が誕生しました。
https://goodgiving.jcne.or.jp/about/
公益財団法人 日本非営利組織評価センター

公益財団法人日本非営利組織評価センター(JCNE)は、国内全地域・全分野を対象とした民間唯一のNPO評価認証機関です。2016年の設立以来、1,500件以上の団体を評価・認証し、その知見と経験を活かしてNPOのガバナンス強化を支援しています。2025年には「グッドギビングマーク制度」を開始し、基準を満たした団体に認証を付与。信頼の可視化と寄付・協働の促進を後押ししています。
https://goodgiving.jcne.or.jp/
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