世界にはNPOの評価認証機関がこんなにある?!
コラム日本非営利組織評価センターは、非営利組織(以下、NPO)の組織運営を評価・認証する第三者認証機関ですが、世界にはJCNEのような第三者認証機関がどれくらいあるのでしょうか。チャリティ団体と呼ばれるようなNPOに寄付することは欧米を中心にあたりまえのこととなっており、チャリティ団体の信頼性の評価・認証が実施されています。政府の協力の元、行われている国もあります。こういった分野でアジアが遅れているということはなく、下の図を見ると分かるように、インド、フィリピン、中国、台湾にも歴史のある第三者認証機関があります。残念ながら、日本だけが特に遅れている分野である、ということが言えます。
世界の評価認証機関
各国、認証機関によりバラバラですが、小規模だと500団体程度、大規模だと数千団体認証しているところもあります。またJCNEの旧制度もベーシックガバナンスチェックとグッドガバナンス認証の二つの制度を運用していましたが、ランク分けされていることもあります。組織運営の評価をしていても、認証をしない機関もあります。また、グッドギビングマーク制度でも参考にしていますが、認証団体のステータスを分け、特定の信頼性の低い団体には寄付をしないよう警告する仕組みを設けていることもあります。申請があった団体を評価・認証をする仕組みもあれば、勝手格付けと言われたりもしますが、レーティング(格付け)を行っている機関もあります。
有名な第三者認証機関としては、米国だとGuideStar、Charity Navigator、BBB Wise Giving Allianceがあります。米国は、内国歳入法(IRS)501条(C)(3)に登録の非営利団体が160万団体程あり、日本の約30倍の寄付金額が動くなど世界的に見ても別格です。(出典:寄付白書2021)
以下に3つの第三者認証機関の特徴を整理しました。
宗教的な理由からも米国では寄付をすることが日常的になっており、寄付文化が盛んなため、どのNPOに寄付をするのか第三者認証機関の情報サイトで判断することが一つの手段となっています。
日本でもNPOの第三者認証をあたりまえのものとするため
日本でも阪神・淡路大震災を契機に災害支援は活発化し、特に東日本大震災以降は、大規模災害時には寄付をする意識は高まりました。しかし、諸外国に比べると、日本では寄付文化の醸成がまだまだであることからも、NPO等を支援・寄付する際に第三者認証機関の情報やNPO等の情報公開を確認しようとする意識は薄いことが伺えます。
JCNEの第三者認証であるグッドギビングマーク制度は今年4月にスタートしたばかりですが、グッドギビングマーク団体が今後生まれていきます。寄付者、支援者の個人・企業等が、特定の団体を寄付、支援する際の目印として活用できる仕組みです。また、どういった団体に寄付をするのか迷った際にも、分野などで選択する際にも使えます。使い方は、読者の皆さん次第です。この制度が社会に普及していくよう、実際に使ってみてください。
初めての認証団体は10月頃に誕生する予定です。
次回のコラムは、JCNEも加盟している国際機関であるCMW(Charity Monitomring Worldwide)がテーマです。