NPOの団体数は?【NPOの豆知識】
コラムグッドギビングマーク制度では、認証の対象とするNPOを法人格のある非営利組織としています。具体的には、特定非営利活動法人(NPO法人)、公益社団法人、公益財団法人、一般社団法人、一般財団法人、社会福祉法人という法人格のある団体です(ただし、一般社団法人、一般財団法人については、非営利徹底型に限定しています)。
それでは、これらのNPOは実際にどれくらいの団体数があるのでしょうか。
各種統計データを調べると、以下の通りです。
<法人格のあるNPOの団体数>

統計データの時期のばらつきがありますが、17万団体以上のNPOが存在します。他に法人格のないボランティア団体・任意団体もありますが、こちらは正確な統計データがありません。
なお、一般社団法人・一般財団法人には、税制上、非営利徹底型法人、共益的活動目的法人、普通法人の3つの分類があります。しかしながら、この分類による統計データがなく、実態がわかりません。2022年に当センターが実施した「一般社団法人及び一般財団法人の組織運営に関する実態調査」(https://jcne.or.jp/2023/03/27/report-10/)では、非営利徹底型法人が40%、共益的活動目的法人19%、普通法人が42%となっていました。この割合で計算すると、一般社団法人81,951団体のうち32,780団体、一般財団法人7,805団体のうち3,122団体が非営利徹底型法人だと思われます。
国各地でたくさんのNPOが様々な活動をしています。しかし、約17万団体の中には、まったく活動していない休眠中の団体やすでに解散状態でそのまま放置されている団体もあります。そんな中で、NPOの信頼性を確認する方法として、グッドギビングマークがあります。グッドギビングマークは、第三者機関(JCNE)による厳正な審査を通じて信頼性を確認した団体の証です。支援や寄付を検討する際、団体の活動内容の他に、組織の信頼性を客観的に判断できる材料として活用できます。安心して支援先を選ぶためのツールとして、ぜひご活用ください。